理由のわからないことで悩んでいるうちに老いぼれてしまうから

石原慎太郎を読んでみた」を読んでいる。面白い。時折茶々が入ること、ではなく、ある作家を読む、という行為を、楽しそうにやっている二人を見ていて楽しいのだ。愛するものを語る人たちを見ていて楽しいのは当然だ。もちろん、彼らが愛しているのは石原慎太郎ではない。彼らも石原慎太郎も愛しているのは文学だ。

 

石原慎太郎が書いた本を読んだことがない。が、ちょっと読んでみようかな、と思った。最後に見た石原慎太郎は、疲れやすいのか目がしょぼしょぼしてた。私の父も、最近あんな風にちょぼちょぼするのだ。