誰か放した風船が飛んでいくよ

今さらだけど小沢健二アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」を買って聴いている。

 

かつて、私は小沢健二に憧れた。田舎町で「LIFE」を聴きながら、東京へ憧れた。

 

気がつくと、大学も出て十数年、結婚して子供までいる。笑ってしまう。

 

あの頃は、とても自分が40歳を超えて生きているなんて思いもしなかった!それは幸せなことなのかどうなのか、分からないが、良いことなんだろう。

 

良いことなんだろう、とは思うけど、ホントはウソだと思ってもいる。

 

小沢健二が何かをすれば、気になる自分もいるけれど、かつてのように必死にそこに意味を見出そうともしないようになった。それはなんだかとても寂しいことだけど、仕方ないことだとも知っている。