あんなことがあった後には

全てがどうでも良いような気持ちがする。「もう既にこんなにあんなことがあった後にはもう取り返しがつかない」というような。

 

「あんなこと」というのは、なぜか私自身の体験していないことではあるけれど、例えば水俣病とかインパール作戦とか三光作戦とかヘロデ王の幼児大虐殺とか。

 

個別の事件が事実あったかどうか、というよりも、人間はそういうことをやってしまう、という事実の問題。

 

子を持って初めて子を失うことの辛さ、悲しみ、苦しみ、怖さが想像できるようになった。それだって、実際に経験するのとでは全然違うだろうけれど。